食物アレルギーについて
- Q 血液検査で以前は卵アレルギーがありましたが、現在はありません。今後も、アレルギーが出ることはありますか?
- A 3歳ごろまでは、皮膚と消化管が弱いためアレルギーをおこしやすいと言われています。
3歳を過ぎたころから、おこしにくくなってきます。
ただ、皮膚が荒れていると、皮膚表面に食物が付着してアレルギーを起こしやすくなることがわかってきました。
肌がキレイでいることは、食物アレルギーの予防になります。 - Q 食物アレルギーの可能性があると思われる食品の取り方について、教えてください。
- A 疑わしい食べ物をまず2週間除去して、症状の変化によって除去を行うか、もしくは徐々に負荷して行くか判断します。
- Q お菓子(チョコレート)を食べるとアレルギー症状が悪くなるのは、なぜでしょう?
- A チョコレートは刺激の強い食品なので、症状を悪くします。
他にも香辛料や油や砂糖を多く含むスナック菓子も症状を 悪くするので、多く取りすぎない事をおすすめします。 - Q 味の濃いものが好きで、化学調味料を使うことも多いのですが、身体に良くないのでしょうか?
- A 体に良いとは言えません。塩分を多く摂りすぎた時は、カリウムを多く含むりんごやプルーンを食べると塩分の吸収を
抑えることが出来ます。また化学調味料はアミノ酸を含んでいるので、使わないことをおすすめします。 - Q アレルギーで牛乳が飲めないのですが、代用品はありますか?
- A アレルギーで牛乳が飲めない人のために「Ma-mi」というアレルギー対応のミルクがあります。
サンプルをお渡ししますので、試してみてはどうでしょう。 - Q 小麦、ミルク、卵のアレルギーがあります。1歳までは完全除去していましたが、そろそろ始めても良いでしょうか?
- A 血液検査や食物負荷試験などで、現在のアレルギーの状況を再度見直したうえで、少しずつ除去を解除していきましょう。
ただし、急にたくさん与えるとアレルギー症状が出る場合がありますので、必ず医師の指示に従って少しずつ与えるように
してください。 - Q 卵、小麦のアレルギーがある為、アレルギー用のパンを食べさせています。子供には硬く、パサパサしているので、
あまり食べてくれません。どうすれば美味しく食べられるでしょう? - A シチューやスープにつけて食べると良いでしょう。どうしても食べられない場合は、パンを食べさせるのを一時的にやめて、
その分の栄養は代替食品に頼ることも必要です。月齢によって歯も成長していくので、いずれ硬いものを食べることが、
できるようになってきます。 - Q 加熱をするとアレルギーが弱くなるというのは本当ですか?
- A 加熱をする事で、たんぱく質が分解されるので、弱くなると言うのは本当です。
しかし、大豆は変わりません。また一度加熱した牛乳を冷やして飲んでも、加熱後と変わらない状態を保つことが出来ますので、
安心して飲むことが出来ます。 - Q 検診時に“卵アレルギーがあると、鶏肉も食べないように”と言われました。
しかし、食べても良いと言う意見もあります。どちらが本当なのでしょうか? - A ほとんどの場合、鶏肉は食べることが出来ます。しかし個人差があるのですべての人に大丈夫とは言えないのです。
- Q 小麦アレルギーのある場合ホームベーカリーのパンは安全?
- A デュラム小麦の場合は、比較的安全性が高いです。ただしパンにふくらみが出ないという欠点があります。
米粉やとうもろこし粉を利用してもよいです。 - Q MA1ミルクにオリゴ糖を入れても良いか?
- A 飲みやすくなるので少量なら差し支えありません。入れすぎると下痢をしやすくなりますので、注意が必要です。
- Q アレルギーは急に出てくるの?
- A 何歳に出てもおかしくありません。まず、アレルギー物質が体内に少しずつ蓄積されます。
そして、体内プールの容量をアレルギー物質超えるとあふれ出して、アレルギー症状を起こします。
体内プールの容量・排出量には個人差がありますので、いつ、アレルギー症状がでてくるかはわかりません。