アトピー性皮膚炎について///
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横浜市神奈川区、横浜駅・神奈川駅・東神奈川駅を最寄り駅とする野村皮膚科医院 では、 皮膚疾患について、患者さんに知っておいていただきたい内容をお伝えいたします。
アトピー性皮膚炎は、皮膚に強いかゆみと湿疹が生じる病気で、以前は「アレルギーだから治らない」「体質だから仕方がない」などと言われ続けてきましたが、現在は違います。 この数年で治療方法は飛躍的に進歩し、基礎研究も進んで病態も解明されつつあります。 最新の知見をまじえて、アトピー性皮膚炎の原因、治療やケア方法、日常生活の心得などわかりやすく解説していきたいと思います。 このページでは、「アトピー性皮膚炎」について解説いたします。
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当院ならではの治療方針
アトピー性皮膚炎は治りにくい例が多くみられます。アレルギーの原因をきちんと見つけて対策し、皮膚の症状に合った塗り薬や飲み薬を正しく使うことで、必ず症状は改善してきます。また、日常生活のちょっとした工夫も大切です。 当院では、一人一人の患者さんから詳しくお話をうかがい、お肌の状態をていねいにチェックし、生活指導やスキンケア指導をきめ細かく行っています。さらに血液検査やパッチ・テストなどでアレルギーの原因を検索の上、患者さんの症状やお肌にあわせた治療法を選択しております。また、新しい治療薬もいろいろあり、積極的に治療に取り組んでおります。
アトピー性皮膚炎の原因
原因は2つあります。一つは皮膚のバリア機能の異常、もう一つは皮膚にアレルギー反応を起こすこと、その二つが絡みあってかゆみのあるアトピー性皮膚炎という病気が起こります。
・アトピーの原因1
【皮膚のバリア機能の異常 】
表皮の一番外側ある角層は、10~15層の角質細胞がレンガのように積み重なってできています。(以下の図ですと、がレンガを示します。) レンガ内の水分を保つ役割をしているのが天然保湿因子です。(以下の図ですと の水色の が水分を示します。)
 ラップとセメントがきちんと保たれていると、角層に水分が保たれ、乾燥やさまざまな刺激から身を守ることができます。アトピー性皮膚炎の皮膚では以下の3つが原因となり、皮膚に水分を保つことができなくなり表面が乾燥してしまいます。
  • ■天然保湿因子のもととなるフィラグリンが減少していること
  • ■角質細胞間脂質(特にセラミド)が減少していること
  • ■汗をかきにくく皮脂が少ないため皮脂膜が弱いこと
 そのために、最近やホコリ、ダニなどの外的刺激から体を守ってくれる働き(バリア機能) が低下し、内部に遺物が侵入しやすくなります。
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・アトピーの原因2 【 アレルギー】
バリア機能の弱まった角層表面から、いろいろな物質が皮膚の中に侵入していきます。 異物が入ってくると、異物を排除させようと免疫的な反応を起こします。その反応が強く皮膚に出ると、赤くなったりかゆくなったり、いわゆるアレルギー反応となるわけです。 何に対してアレルギーがあるのか、血液検査やパッチテストで調べることができます。当院では積極的に原因追及を行っています。原因がわかれば、その原因物質をのぞいたり、代わりになるものを使用したりすることで、症状を改善させることができるからです。 逆にアレルギーの原因がわからないままだと、知らず知らずのうちに触れたり吸ったり食べたりしてしまい、なかなか症状が治まらないことも多く経験します。
アトピー性皮膚炎|野村皮膚科医院|横浜

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