いぼについて///warts
横浜市神奈川区、横浜駅・神奈川駅・東神奈川駅を最寄り駅とする野村皮膚科医院では皮膚疾患について、患者さんに知っておいていただきたい内容をお伝えいたします。
このページでは「いぼ」について解説いたします。

症 状
一口に「いぼ」と言っても、患者さんが「いぼだと思って受診する疾患」には実は多くの種類があります。
最も一般的な(本来の意味での)「いぼ」は、医学的には尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)と呼ばれるもので、ウイルスの感染によって引き起こされます。これは自然に治癒することもある良性の腫瘍ですが、急に数が増えたり大きくなったりした際には、別の悪性腫瘍である可能性もありますので、皮膚科を受診することをお勧めします。
最も一般的な(本来の意味での)「いぼ」は、医学的には尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)と呼ばれるもので、ウイルスの感染によって引き起こされます。これは自然に治癒することもある良性の腫瘍ですが、急に数が増えたり大きくなったりした際には、別の悪性腫瘍である可能性もありますので、皮膚科を受診することをお勧めします。
ほかにも「いぼだと思って受診したが、いぼ(尋常性疣贅)ではなかった」という疾患でよくあるものを以下にいくつか記載します。
- 眼瞼黄色腫(がんけんおうしょくしゅ)
- 汗管腫(かんかんしゅ)
- 脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)
- 日光角化症(にっこうかくかしょう)
眼(まぶた)の内側のできもので、名前の通り黄色っぽい色をしていることが多いです。高脂血症をお持ちの方にできやすい「いぼ」です。ご本人が見た目さえ気にしなければ、放置しても問題ない(悪性にならない)ことがほとんどです。
両眼の周りにぽつぽつと現れる、直径2~3mmほどの小さな丘疹です。こちらも良性の腫瘍なので放置しても問題ありませんが、夏、目立つことが多い「いぼ」です。
鼻、顔、体にできる、黒~茶色の「いぼ」の一種です。ほくろのようにも見えます。中年以降によく出現するもので、これも良性の腫瘍なので放置しても問題ありません。しかし、悪性の腫瘍と見た目が似ているため、一度きちんと医師の診察を受け、良性かどうか判断してもらうことをお勧めします。
長年紫外線を浴びたことにより生じる「いぼ」です。高齢者の顔や手などに見られることが多いです。多くは赤い湿疹のような見た目ですが、これは放置してしまうと皮膚がん(有棘細胞がん)に進展することがあるため治療が必要です。
原 因
本来の意味での「いぼ」(尋常性疣贅)は、ヒトパピローマウイルス(HPV)と呼ばれるウイルスが、ひっかき傷などから皮膚の中に入り込み、感染することで発症します。
いぼのできる部位や症状によって細かく名前も変わり、顔や首にできる小さな湿疹のような「指状疣贅」、顔に現れ赤みやかゆみを伴う「扁平疣贅」、足裏にできる「足底疣贅」、外陰部にできる「尖圭コンジローマ」「ボーエン様丘疹症」などが挙げられます。
いぼのできる部位や症状によって細かく名前も変わり、顔や首にできる小さな湿疹のような「指状疣贅」、顔に現れ赤みやかゆみを伴う「扁平疣贅」、足裏にできる「足底疣贅」、外陰部にできる「尖圭コンジローマ」「ボーエン様丘疹症」などが挙げられます。
日常生活の注意点
ウイルスによるいぼ(尋常性疣贅)は、自然に治癒してなくなってしまうことも起こりうる反面、再発することも多いので根気よく治療することが重要です。
また、いぼの原因となるウイルスは傷口から侵入し感染するので、自分の体の別の部位に広げないためにも、他人にうつさないためにも、いぼをむやみに触らないようにしましょう。 ウイルスは一般的に、免疫が低下しているときやストレスを過剰に受けているときなどに猛威を振るいますので、体調を整えることも重要です。
また、いぼの原因となるウイルスは傷口から侵入し感染するので、自分の体の別の部位に広げないためにも、他人にうつさないためにも、いぼをむやみに触らないようにしましょう。 ウイルスは一般的に、免疫が低下しているときやストレスを過剰に受けているときなどに猛威を振るいますので、体調を整えることも重要です。
そのほか、増える速度が早かったり大きく成長したりする「いぼ」は悪性腫瘍である可能性もありますので、違和感を覚える場合は早めに皮膚科へご相談されることをお勧めします。。
治 療 法
ウイルスによるいぼ(尋常性疣贅)の場合、いぼそのものを液体窒素で凍らせて除去する「凍結療法」が一般的です。ほかにも、「サリチル酸を含む軟膏の塗布」「漢方薬(ヨクイニンを含むもの)の処方」などがあります。
「いぼ」に対する市販薬も多く存在しますが、誤った判断で使用すると逆に悪化してしまうこともありますので、気軽に皮膚科医に相談してみてください。
「いぼ」に対する市販薬も多く存在しますが、誤った判断で使用すると逆に悪化してしまうこともありますので、気軽に皮膚科医に相談してみてください。
当院ならではの治療方針
当院では上記でご紹介させていただきました治療法の中でも、一般的な治療法である液体窒素による凍結療法を第一選択肢としておりますが、患者様のご要望に応じて治療法を変更する場合もございます。
MO療法(モノクロール酢酸)やBF療法(抗ウイルス作用を有したクリーム)などを、ご希望に応じて治療の選択肢に含めますので、受診時にお気軽に仰ってください。
MO療法(モノクロール酢酸)やBF療法(抗ウイルス作用を有したクリーム)などを、ご希望に応じて治療の選択肢に含めますので、受診時にお気軽に仰ってください。
その他にもよくあるイボについて
■水いぼ:小さな水こもったように見えるブツブツが子供の体中心にできます。
治療:痛み止めの麻酔テープを貼ってから除去します。
■青年性扁平疣贅:主に大人の顔に薄茶色の少し盛り上がったブツブツができます。
治療:液体窒素で焼いたり、ピーリング効果のある外用薬を使用したりします。ヨクイニンやビタミンC内服を行う場合もあります。
■スキンタッグ:線維腫ともいわれ、首まわりや脇に肌色~茶色の小さな垂れ下がったブツブツができます。老人性いぼとも言われており、遺伝的な要因もあります。
治療:液体窒素で焼いたり、大きいものは電気焼灼や手術をして除去します。
老人性いぼは紫外線で増える場合もよくありますので、紫外線対策の指導も行っています。

横浜市神奈川区、横浜駅・神奈川駅・東神奈川駅を最寄り駅とする野村皮膚科医院では上記にあげた治療を中心としながら、「いぼ」の治療を患者さんと二人三脚で選択してまいります。皮膚でお悩みの患者様は一度当院を受診ください。