帯状疱疹について///shingles
横浜市神奈川区、横浜駅・神奈川駅・東神奈川駅を最寄り駅とする野村皮膚科医院では皮膚疾患について、患者さんに知っておいていただきたい内容をお伝えいたします。
このページでは「帯状疱疹」について解説いたします。
帯状疱疹は、「水痘（すいとう）・帯状疱疹ウイルス」が原因となって発症する皮膚疾患です。
帯状疱疹は50代以降発症率が高くなり、80歳までには約3人に1人が発症するとされています。
症 状
帯状疱疹は、以下のような特徴があります。
- ピリピリ/チクチクと刺すような痛み、かゆみがある
- 帯状(おびじょう)に赤い発疹や水ぶくれが生じる
- 身体の左右どちらか一方の側にだけ症状が現れる
痛み・かゆみについては個人差も大きく、症状の重い患者さんだと衣服が触れる程度の刺激でも強い痛みを感じられる場合がございます。
また、50代以上で帯状疱疹を発症した方のうち、約2割の方は皮膚の症状が完治したあとも3か月以上痛みが継続してしまう「帯状疱疹後神経痛(Post-herpetic Neuralgia: PHN)」を引き起こすとされています。
また、50代以上で帯状疱疹を発症した方のうち、約2割の方は皮膚の症状が完治したあとも3か月以上痛みが継続してしまう「帯状疱疹後神経痛(Post-herpetic Neuralgia: PHN)」を引き起こすとされています。
原 因
帯状疱疹を引き起こす「水痘（すいとう）・帯状疱疹ウイルス」は、水ぼうそうの原因でもあります。
水ぼうそうにかかったことのある方の体内（神経節内）には、水ぼうそうが完治した後にも「水痘（すいとう）・帯状疱疹ウイルス」が潜伏することが知られています。
普段は何も起こらないのですが
水ぼうそうにかかったことのある方の体内（神経節内）には、水ぼうそうが完治した後にも「水痘（すいとう）・帯状疱疹ウイルス」が潜伏することが知られています。
普段は何も起こらないのですが
- 加齢
- ストレス
- 過労
- がん、糖尿病などの疾患
などの影響で免疫力が下がってしまったときに、「水痘（すいとう）・帯状疱疹ウイルス」が神経に沿って活性化することで帯状疱疹が引き起こされます。
日常生活の注意点
帯状疱疹は他の人からうつる病気ではなく、患者さんご自身の免疫力の低下が引き金となって発症します。
したがって、予防のためには免疫力を落とさないようにすることが重要となります。
したがって、予防のためには免疫力を落とさないようにすることが重要となります。
- しっかり睡眠を取る
- 栄養バランスのとれた食事を心がける
- ストレスをため込み過ぎないように工夫する
また、先述の通り帯状疱疹はうつる病気ではない一方で、まだ一度も水ぼうそうにかかった事のない乳幼児に対しては、帯状疱疹の水ぶくれに含まれるウイルスが原因となって水ぼうそうを引き起こす可能性がございます。
したがって、帯状疱疹を発症してしまった際には
したがって、帯状疱疹を発症してしまった際には
- 小さいお子さんへの接触を控える
- 妊婦さんへの接触を控える
- 人の多い場所に行くことを控える
などといった対策を行うことをお勧めいたします。
治 療 法
帯状疱疹の治療には、飲み薬（抗ウイルス薬）の処方を行います。水痘・帯状疱疹ウイルスが増殖することを早く抑えるのが重要となります。治療が遅れると重症化の可能性が高くなり、「帯状疱疹後神経痛(Post-herpetic Neuralgia: PHN)」が残る可能性も高まりますので、できる限り早期の段階から治療を始めることが望ましいです。
症状が重く、痛みがひどい場合には痛み止めの内服や注射を使用することもあります。 の水ぶくれに対しては、外用薬を塗ってガーゼで保護して早く治るように治療を行います。 神経痛が残ってしまっている場合には、光線療法や神経痛を抑える内服薬を使用します。
症状が重く、痛みがひどい場合には痛み止めの内服や注射を使用することもあります。 の水ぶくれに対しては、外用薬を塗ってガーゼで保護して早く治るように治療を行います。 神経痛が残ってしまっている場合には、光線療法や神経痛を抑える内服薬を使用します。
当院ならではの治療方針
抗ウイルス薬には、いくつか種類があります。症状や現在お飲みになっている薬や合併症を確認の上、適切な薬を選んできめ細かな治療を行っています。
横浜市神奈川区、反町駅徒歩4分の野村皮膚科医院では、帯状疱疹の治療を行っております。普段は体内に潜伏している水ぼうそうのウイルスが原因となって、帯状疱疹は発症します。50代以降の方の発症が多く、神経痛が長期に渡って残ってしまう可能性もございますので、突然皮膚にピリピリとした痛み・かゆみが生じた場合は、お早めに医師へご相談ください
ご来院時のお願い