かぶれ(接触皮膚炎)について///rash
横浜市神奈川区、横浜駅・神奈川駅・東神奈川駅を最寄り駅とする野村皮膚科医院
では、
皮膚疾患について、患者さんに知っておいていただきたい内容をお伝えいたします。
このページでは、「かぶれ」について解説いたします。
このページでは、「かぶれ」について解説いたします。
かぶれは接触皮膚炎とも言われ、何かの物質が皮膚に触れ、その刺激がきっかけとなってアレルギー反応を生じて、かゆみや赤み、ぶつぶつなどの症状が皮膚に生じてしまいます。
かぶれは突然出ます。今まで使っていたから大丈夫!とは言えませんので、注意が必要です。
かぶれは突然出ます。今まで使っていたから大丈夫!とは言えませんので、注意が必要です。

症 状
かぶれ(接触皮膚炎)は、以下のような特徴があります。
- かゆみ、痛み、腫れ、水ぶくれができる
- 原因となる物質が触れてしまった部分を中心に症状が現れる
かぶれている状態が長引いてしまいますと重症化する恐れもありますので、早めに医師へご相談いただくことをお勧めいたします。
原 因
まず大切なことは何にかぶれているのか、その犯人(原因)を突き止める事です。犯人が身の回りにいる限り、治りませんので。細かな問診で犯人を見つけていきます。
かぶれには、大きく分けて2種類の原因があります。
【アレルギー性のかぶれ(アレルギー性接触皮膚炎)】
- 金属(クロム・ニッケル・コバルトなど)
- 植物(漆、ぎんなんなど)
- スキンケア製品(化粧品、石鹸、シャンプーなど)
- 日用品(洗剤、柔軟剤、ゴム製品など)
- 医薬品(湿布薬など)
などがアレルゲンとなり、アレルギー反応を起こすことがかぶれの原因となっているパターンです。
患者さんの体質によって、原因となる物質は大きく異なります。
患者さんの体質によって、原因となる物質は大きく異なります。
【刺激性のかぶれ(刺激性接触皮膚炎)】
- 強い酸性・アルカリ性の化学物質
- 化粧品
- 洗剤、衣類に残った洗剤かす
などが、許容濃度を超えて皮膚に触れた刺激がかぶれの原因となっているパターンです。
このような刺激物の種類、許容できる濃度については個人差があります。
治 療 法
まず、かぶれの原因となった物質をはっきりさせ、「その物質との接触を避けることができないか」を検討します。
- かぶれが発症した時期
- かぶれが発症した部位
- かぶれが悪化するサイクル
- 患者さんの職業
- 患者さんの趣味
などを確認し、生活の中のどこで原因物質に触れているのかを明確にします。
かゆみが強い場合はステロイドの塗り薬などで治療する場合もあります。 また、かぶれの原因を探るため、当院ではパッチテストも実施しています。
かゆみが強い場合はステロイドの塗り薬などで治療する場合もあります。 また、かぶれの原因を探るため、当院ではパッチテストも実施しています。
〇パッチテスト
- ➀ かぶれの原因と思われる成分を染み込ませたシールを皮膚に貼ります(数種類のシールを同時に貼ることもあります)
- ➁ 2日後にそのシールをはがし、皮膚が赤くなっているかどうかを判定します
シールを長時間貼り付ける検査になりますので、その部位に強いかゆみを生じる恐れもあります。また、パッチテストを行っている期間中は汗をかくような激しい運動や、浴槽に浸かっての入浴は控える必要があります。
詳細につきましては、お気軽に当院医師へご相談ください。
原因が特定されましたら、その物質には決して触れないように注意してください。また、その物質や製品に代わるものなどを、必要に応じてご紹介しておりますので、お困りのことがありましたらお気軽に診察時にご相談ください
〇当院ならではの治療方針
かぶれる原因をきちんとつきとめていきます。かぶれた部分がきれいに治るように、いろいろな塗り薬や飲み薬を使用していきます。原因を調べるには多少お時間を必要とする場合もありますが、患者さんのスケジュールやお気持ちに寄り添いながら対応しておりますので、何でもお気軽にご相談ください。

横浜市神奈川区、横浜駅・神奈川駅・東神奈川駅を最寄り駅とする野村皮膚科医院では、かぶれの治療を行っております。かぶれにはアレルギー性のものと刺激性のものがあります。原因をはっきりさせ、その原因物質に触れないように生活を改善する必要があります。当院では、かぶれの治療を患者さんと二人三脚で選択してまいります。皮膚でお悩みの患者様は一度当院を受診ください。