とびひについて///impetigo

横浜市神奈川区、横浜駅・神奈川駅・東神奈川駅を最寄り駅とする野村皮膚科医院では 皮膚疾患について、
患者さまに知っておいていただきたい
内容をお伝えいたします。
このページでは「とびひ」について解説いたします。
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症  状
  とびひは、正式には伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)と呼ばれる疾患です。感染力が強く、感染している部分を触った手を介して、他の身体の部位にも急速に広がるのが特徴です。
(火事の飛び火のようにあっと言う間に広がることから“とびひ”と呼ばれます)
また、他人にも感染する可能性がありますので、注意が必要になります。

  一般的に、黄色ブドウ球菌や溶連菌などの細菌が原因となってとびひは発症します。黄色ブドウ球菌は、赤ちゃんや子どもの感染が多く見られます。 梅雨時期や夏場など、高温多湿の環境下で発生しやすく、かゆみを伴う赤い水ぶくれができます。 その水ぶくれが破裂すると中の細菌が出てきます。
その浸出液を直接触った手で体の他部位を触ることで、感染が広がっていきます。

  溶連菌は子どもから大人まで年齢問わず感染が見られます。季節を問わず、膿の溜まった水ぶくれが多数でき、それが破れてかさぶたになります。 赤い炎症が強いのが特徴です。原因となる溶連菌の毒素が全身にまわることで、発熱やリンパ節の痛み、頭痛などの全身症状が出ることもあります。

原  因
 あせも、虫刺され、湿疹などがきっかけで、ひっかいてしまった皮膚に傷ができ、その部位に細菌が入り込み感染することで発症します。 転んだりしてできた傷や、アトピー性皮膚炎などで肌のバリア機能が低下した箇所から細菌が入り込み、とびひを発症する場合もあります。また、鼻の中には様々な細菌が常在しているため、鼻の周囲からとびひが始まることもあります。
日常生活の注意点
◎とびひの症状を放置してしまった場合
  • ・皮膚が火傷のようにめくれてしまう
    「ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群:SSSS」
  • ・皮膚が赤くなり、高熱が出る
    「毒素性ショック症候群:TSS」
  • ・敗血症や腎障害にもつながる
    「菌血症」
  • など、重篤な合併症を引き起こすことがあります。
 ※早期に適切な治療を行うことで、上記の合併症を避けることができるだけでなく、 症状そのものも早く改善し、傷跡も残りづらくなります。
◎とびひになった場合
 とびひになった時は、清潔に保つことと、自分と周りの人に感染を広げないための対策をとることが重要です。
  • 入浴時は、湯船の使用は避け、毎日シャワーを浴びるようにしましょう。
    患部を洗う際は、泡立てた石けんの泡で優しく洗うようにしてください。
  • シャワー後は、外用薬で患部を塗った後に、広まることを避けるために、患部全体を清潔なガーゼで覆うようにしてください。
  • 暑い日の外出はできるだけ避けて、汗をかかないようにすること、汗をかいてしまった場合にはこまめに拭いて、汗でぬれたガーゼを取り換えることも大切です。
  • タオルや衣類からの感染もありますので、共用は避けるようにしましょう。洗濯をする際は、一緒に洗っても問題はありません。
  • とびひは、法律の中で感染症として扱われているので、保育園や学校に行く判断は医師の指示を仰ぐようにしてください。
    プールや水遊びをする授業がある場合は、周りの子どもに感染することがありますので、治るまでは避けるようにします。
    とびひの治療は、一見して治ったように見えても細菌がまだ残っている場合もありますので、その都度医師に確認してもらい適切な指示を受けることが大切です。
 お気づきの際には、皮膚科へすぐに受診してください。
治  療  法
とびひの治療には、症状に合わせて外用薬による処置と、抗菌薬や抗アレルギー薬などの内服薬での治療を行います。また、薬が効くかどうかを調べるために、細菌検査を行う場合もあります。
とびひは皮膚科での治療が必要な病気です。 早期に適切な治療を行うことで早めに症状が改善し傷跡も残りませんので、気になる時はすぐに受診するようにしましょう。  
当院ならではの治療方針
  皮膚の状態に合わせた適切な外用療法を行います。毎日のスキンケアは大切ですので、軟膏の塗り方やガーゼの当て方など、きめ細かな指導を行っております。
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横浜市神奈川区、反町駅徒歩4分の野村皮膚科医院では、 とびひの治療を行っております。子どもに多く発症し、急速に全身へと症状が広がってしまう「とびひ」は、 正しい感染対策を行うことが重要です。早期に適切な治療を行うため、できるだけ早くご相談ください。

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