おむつかぶれについて
横浜市神奈川区、横浜駅・神奈川駅・東神奈川駅を最寄り駅とする野村皮膚科医院では皮膚疾患について、患者さんに知っておいていただきたい内容をお伝えいたします。
このページでは「おむつかぶれ」について解説いたします。

症 状
長時間おむつをつけていることで、外陰部やおしりが蒸れて、皮膚に炎症を引き起こすことで生じる疾患です。
- ・皮膚が赤くなる
- ・ぶつぶつした腫れやできものができる
- ・チクチク痛かゆくなる
- ・カンジダなどの真菌の感染を併発する
など、様々な症状が起こる可能性があります。
〈軽度なおむつかぶれ〉
おむつのあたっている部分が赤くなります。赤ちゃんの場合、腰やおしりのほっぺのあたりにぶつぶつした赤みが出ます。高齢者の場合は、おしりから肛門にかけて赤くなる例が多くみられます。
〈症状が進行した場合〉
赤みやじくじくした湿疹がみられ、かゆみやチクチクした痛みを伴います。ひどくなると、おむつでこすれて出血する場合もあります。
原 因
おむつかぶれは、汗や排泄物などにより、おむつの中が蒸れることが原因で発症します。また、おむつの素材やおしり拭きの成分が刺激となって生じる場合もあります。
赤ちゃんの肌はとても繊細で敏感です。おむつの中の湿度が高くなり排泄物が付着したままの状態が続くと、おしりの皮膚がふやけて傷つきやすい状態になります。また、排泄物に含まれる雑菌により、炎症を起こしやすくなります。
日常生活の注意点
《おむつかぶれの予防・対策には、⽪膚を清潔に保つことが重要となります。》
- ・排泄後のおむつは早く交換する
- ・おむつ交換のたびに、おしりを拭いて清潔にする
- ・拭く場合には、コットンをぬるま湯で濡らしてやさしく拭く
といった形で対策することが重要です。
また、おむつかぶれに似た症状で、カンジダ皮膚炎という全く違う病気があります。カンジダ皮膚炎の場合は、おむつがあたっていない股の部分にまで赤く痛痒くなることがあります。皮膚の角質の一部分をとって、顕微鏡で見ることで診断がつけられます。おむつかぶれの治療をしているにもかかわらず症状が治まらない場合は、お気軽にご相談ください。
治 療 法
軽度なおむつかぶれであれば
- ・おむつ交換の頻度を上げる
- ・患部をやさしく洗う
- ・おむつ交換時や入浴後に、保湿する
などのスキンケアで改善することがあります。
しかし、症状が進行しているおむつかぶれでは、皮膚の保護剤やステロイド外用薬などを用いて、炎症やかゆみを押さえなければなりません。
当院ならではの治療方針
まず、ていねいに診察をしたうえで、おむつかぶれかどうかきちんと診断を行います。おむつかぶれの場合は、患者さんの肌に合ったスキンケア指導を行っていきます。

横浜市神奈川区、反町駅徒歩4分の野村皮膚科医院では、おむつかぶれの治療を行っております。おむつを長時間はいていることで、皮膚が蒸れて傷つきやすくなることがきっかけとなり、荒れてしまうのがおむつかぶれです。皮膚でお悩みの患者様は一度当院を受診ください。