タコ・魚の目ついて///calluses・corns
横浜市神奈川区、横浜駅・神奈川駅・東神奈川駅を最寄り駅とする野村皮膚科医院では皮膚疾患について、患者さんに知っておいていただきたい内容をお伝えいたします。
このページでは「タコ・魚の目」について解説いたします。

症 状
足の皮膚の角質が硬くなった状態です。足の形・歩き方・靴の形が合わないことにより、足の一部分に負荷がかかり、硬くなってしまいます。
硬く盛り上がった状態が「たこ」で、一方、くさび状に芯ができて歩行時に痛みを感じる状態が「魚の目」です。
治 療 法
痛さがなかなか取れない場合には、皮膚科を受診してください。
■「たこ」の場合
かみそりやメスで硬い部分を削って取り除きます。
■「魚の目」の場合
メスやはさみを用いて芯を取り除きます。
芯が深い場合は、スピール膏を4,5日貼って芯を軟らかくした後で取り除きます。
いずれの場合も、尿素やサリチル酸の配合した外用薬で角質を柔らかくしたり、靴が幹部に当たらないようにパットを利用したりして、再発しないように指導しております。また、靴の履き方や歩き方のアドバイスも行っています。足の変形などで靴が合わない場合は、シューズカウンセリングで医療靴の作成も行っています。
※足の病気で知っておいてほしいこと
「たこ」や「魚の目」のように見えても、ウイルス性のいぼや皮膚腫瘍の場合があります。治りにくい「たこ」や「魚の目」は、皮膚科でご相談ください。※正しい足のケアについて
足は第2の心臓ともいわれ、とても大切な部分です。日頃の足のお手入れが大切です。■洗い方
一日中靴を履いて歩き回った足は、汗や雑菌でとても汚れています。シャワーやお風呂で、足の裏や指の間をやさしく マッサージするように、泡立てたセッケンで汚れをキレイに落としましょう。そのあと、清潔な柔らかいタオルで、きちんと足の裏や指の間の水分をふきとることも大切です。
■保湿ケア
足を洗った後は、保湿ケアを行います。保湿剤を足全体にやさしくマッサージするように塗ります。足に冷えがある場合はビタミンEやヘパリン類似物質入りのクリームを、足にかさつきや角質肥厚がある場合は尿素入りのクリームがおすすめです。
※正しい靴選びについて
「たこ」「魚の目」いずれも、ハイヒールなど足底の特定の部分に体重がかかる靴を避けることが重要です。足の骨の変形により靴があわなくなっている場合もありますので、シューズ・フィッターのいるお店で足にあう靴を選ぶ方法もあります。どうしてもハイヒールを履く場合には土踏まずの部分にクッションを入れたり、たこや魚の目の部分が直接靴にあたらないようにフェルトの円盤パットを貼ったりして予防する必要があります。3種類くらいの靴を交代に履いたりすることも効果的です。 。~正しい靴の選び方~
- • 先端は広く高く、やや大きめのもの
- • 先が丸く、靴の中で指を動かせる
- • 底は厚く、十分な硬さを持っている
- • アーチは、土踏まずを支えるように広くしっかりしている
他にもよくある、足のお悩み
■足の臭い
汗で皮膚がふやけて蒸れた状態になり、皮膚の常在菌(誰でもいつも持っているバクテリア)が増えて角質層の蛋白や皮脂を分解して、臭いのもととなります。
治療 として、ホルマリンアルコール(消臭剤)、塩化アンモニウム(制汗剤)、自律神経を調整する飲み薬などを使用します。
■足のむくみ
むくみの原因はいろいろあります。内科的な治療をしてもなかなかむくみが取れない方、立ち仕事の多い方、軽度の静脈瘤の方には、 医療用弾性ストッキング(レックスフィット)を履くことで、改善することがあります。
レックスフィット
世界の弾性ストッキングのトップメーカーET社の100年以上に及ぶ経験と日本人の体形研究にもとづき、日本人のために開発された医療用弾性ストッキングです。患者さん一人一人の足の大きさ・太さに合わせて、履いていただきます。
なお当院では、フットケア外来やシューズカウンセリングも実施しております。

横浜市神奈川区、横浜駅・神奈川駅・東神奈川駅を最寄り駅とする野村皮膚科医院では上記にあげた治療を中心としながら、「たこ・魚の目」の治療を患者さんと二人三脚で選択してまいります。皮膚でお悩みの患者様は一度当院を受診ください